苗木生産
マルカ林業では皆伐跡地に毎年2万から3万本の苗木を植栽しています。今後も継続的な伐採・更新を行っていくためには苗木の安定供給が欠かせません。
近年、マルチキャビティコンテナを用いた集約的な生産手法が注目されており、マルカ林業でも自社での安定供給を目的として今年度よりコンテナ苗生産を開始します。また、同様に生分解性ポットを試用したポット苗についても試験栽培を行い、より効率的な苗木生産を目指しています。
マルチキャビティコンテナ

(長所)
- 根が巻き付いたり絡まることなく伸びる。
- 培土が軽量で山での運搬が容易
- 植栽が容易で活着率も高い
(短所)
- コンテナから苗を抜き取る手間がかかる
- 乾きやすいために灌水管理が重要
生分解性ポット

(長所)
- 根鉢が固定されているため、出荷時の梱包・運搬がしやすい。
- 育成中いつでも移動ができるため管理が容易になる。
- 植栽が容易で活着率も高い
(短所)
- 培土をポットに詰めるのに手間がかかる
- ポットと育成容器にややコストがかかる
- コンテナ以上に乾きやすいため、灌水管理が非常に重要。