レーザースキャナ
林業資材の竹谷商事さん、
http://www.taketani.co.jp/が、
モバイル3Dレーザーシステム〈3DWalker〉の計測試験のために清水に来られたので、無理を言って立ち会い見学をさせてもらいました。
こんなやつ。
ちょっと背負わせてもらいました。調査スタイルはこんな感じ。
モンベルの背負子に本体を取り付けて、背負子の中には予備バッテリーを収納しています。
背負子の上に飛び出したスキャナ本体だけなら3kg少々、それに背負子と大容量の予備バッテリーを合わせても7kgくらいでしょうか。慣れた人なら軽々背負って歩き回れます。
林内ではこんな感じ。ただ歩くだけで自動的にレーザーで周囲をスキャンしてデータを取得し続けます。その結果は手持ちのタブレット端末に送信され、リアルタイムで点群データを画像として表示します。
レーザーの照射距離は最大100m、360度全方位を毎秒30万点スキャンするとのことで、ただ背負って歩き回るだけで、かなり詳細な地形や立木の樹幹面のデータが取得できます。
歩くにつれて画面上に続々と周囲の点描画像が表示されていく様子はなかなか感動的。歩きながらついつい画面に注視してしまうので、くれぐれも足下注意です!
いままでの山林調査ではどうしても人の主観や恣意的な判断が入り込んだり、誤差が大きくなったりと、結局のところカンと経験に頼っていました。しかしこのような機材を使うと精度の高い、確実なデータが手に入ります。
まだまだ高価な機材なので購入してすぐに生かす、というわけにはいきませんが、今後自社の山林を管理する上で、このような情報を有効に扱えるようになりたいものです。