製炭

全国的にも有名な和歌山の備長炭

マルカ林業の山林にも備長炭の原料となるアラカシ、アカガシ、ウラジロガシなどが多くあります。これら森林資源の有効活用のために炭窯をこしらえて炭焼きを行っています。

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山から原木を伐りだしてきました。
長さを切りそろえたら窯の中に詰めていきます。
窯の口までぎっしりと詰め込みました。
窯の上部を、水で練った灰を使って塗り固めます。
窯口で火を焚いて窯の中の温度を高め、原木を乾かします。
煙突からは蒸気が噴き出します。水分が抜けきってさらに温度が上がると、原木が自然着火し炭化がはじまります。
そのまま4日ほどで炭化が完了します。煙の色が変わるのが合図です。
白炭独特の作業であるネラシ工程です。窯口を徐々に開けて窯内に酸素を送り込みます。
酸素が当たった炭は赤白くめらめらと輝きます。
窯口で高温になり不純物を燃やしきったところから掻き出します。
すぐに灰をかけて消火します。
十分に冷まして灰から取り出したものがこちら。
灰の色で白く見えるのが白炭と呼ばれる所以です。

しみず備長炭

完成した木炭のなかから、バーベキューコンロや七輪でも使いやすく火もつきやすい大きさのものを少量パックにして、地元の道の駅などで販売しています。高温で静かに長く光り続ける備長炭を、気軽に使っていただけます。

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