中尾谷・南谷

中尾谷・南谷山林は清水町の南端に位置し、標高200mの谷筋から1000m以上の分水嶺にまで至る、1000haを超える大団地です。
高齢級の人工林が多く存在し、マルカ林業の木材生産の中心地となっています。ここでは尾根筋の林道に加えて新たに林業専用道を開設するなどして安定的な木材生産を行っています。
丸山

丸山山林は清水町中心部からほど近いマルカ林業本社そばの里山です。10haほどの面積の中に、100年をこえるスギ・ヒノキの高齢林をはじめ多様な林分があります。
ここでは寺社仏閣用材を目的とした大径材の育成、備長炭の製炭を目的としたカシ択伐林の育成を目指しています。またアクセスの良さから緑育や林業体験など、環境教育のためのフィールドとしても利用されます。
龍神

龍神山林は、田辺市龍神に位置する面積100haほどの団地です。
紀伊半島の奥地にあり傾斜の急な山林ですがその60%以上を人工林が占め、大径の高齢林分も存在します。一部で架線集材による皆伐や作業道を開設しての搬出間伐などを行っています。
栗の木谷・角間木

栗の木谷・角間木山林は清水町の東端から町村境を越えて旧花園村に至る団地です。マルカ林業の管理山林のなかでも最深部に位置しており、奈良県野迫川村と境界をなしています。比較的天然林が多い山林で、面積の半分を広葉樹天然林が占めており、多様な植生が見られます。
上湯川

上湯川山林は、令和7年に至るまで99年間、京都大学和歌山研究林として教育研究に利用されてきました。古くから造林が行われ全体の50%以上が人工林となっている一方で、この地域本来の自然植生も残されています。